
魔法のかまどごはんは、電気やガスを使わずに新聞紙を燃料としてご飯が炊ける便利なアイテムです。
しかし、「新聞紙がないと使えないの?」と疑問に思う方も多いはず。
新聞を取ってないと手に入らないので、魔法のかまどごはんが使えないんじゃないかと気になりますよね。
魔法のかまどごはんは新聞紙以外にも使えるものがあるんです。
それは『牛乳パック』です!
この記事では、牛乳パックの使い方や新聞紙以外の固形燃料・薪・炭といった他の燃料が使えるのか、公式情報や口コミをもとに詳しく解説します。
さらに、魔法のかまどごはんのメリット・デメリットや、便利に使うためのコツまでご紹介します。
アウトドアや防災対策に役立つ情報満載なので、ぜひ最後までご覧ください。

魔法のかまどごはんは新聞紙以外でも使える?

魔法のかまどごはんは、新聞紙を燃料にしてご飯を炊く革新的な炊飯器ですが、新聞紙以外の燃料も使えるのか気になりますね。
新聞紙以外にも燃料として使えるものがあるのかご紹介します。
魔法のかまどごはんの基本構造と特徴
魔法のかまどごはんは、電気やガスを使わず、新聞紙を燃料として炊飯できるユニークな調理器具で,
以下のような構造で成り立っています。

本体の設計は熱効率を最大限に高め、新聞紙11ページ分で最大5合の炊飯が可能です。
災害時やアウトドア用途として人気を集めていますね。
新聞紙以外に代替え燃料はある?
新聞紙が手元にない場合、他の燃料で代用できるか気になりますよね。
タイガー公式サイトでは、新聞紙以外では牛乳パックが推奨されています。
キャンプではおなじみの、薪や炭、固形燃料などアウトドアには欠かせないアイテムですが、公式やその他購入した人の意見でも、使ってもよいという情報はありませんでした。
魔法のかまどごはんには、新聞紙が牛乳パックが適しているようですね。
災害時にも活躍するものなので、正しく大切に使いましょう。
公式サイトはこちら▼
電気やガスが止まっても新聞紙でごはんが炊ける。「魔法のかまどごはん」
牛乳パックの種類と注意点
魔法のかまどごはんは、新聞紙以外に牛乳パックを使うことができますが、その種類や気をつけるポイントがあるのでまとめていきます。
・500mLの牛乳パック (紙パック)など、1L以外のサイズでは火力が変わるため、1Lの牛乳パック(紙パック)以外は推奨されていない。

牛乳パック(紙パック)は紙とポリエチレンの合成紙のため、完全燃焼させることで、有害物質は発生しないんですよ。
アルミコーティングされたパックやカラー印刷された紙類は、燃焼不良や有害物質の発生原因になるため避けましょう。
1合のご飯を炊くのに必要な燃料量の目安は以下の通り。
燃料の種類 | 必要な量 |
---|---|
新聞紙 | 6ページ |
牛乳パック | 3個 |
牛乳パックを使った炊飯手順
- 準備
牛乳パックをきれいに洗い、十分に乾燥させる - カット方法
牛乳パックを開き、縦に4等分にカット
底の部分は使わず、四角い面のみを使用 - 折り方
カットしたした紙パックを 縦半分に折る
さらに横半分に折る - 投入方法
折り目を奥に向けて、投入口からはみ出さないよう に入れる

炊飯に必要な牛乳パックの枚数と時間
メニュー:白米
炊飯容量 | 必要な牛乳パック(1Lサイズ) | 炊飯完了時間の目安 |
---|---|---|
1合 | 3枚 | 約28分 |
2合 | 3枚と3/4枚 | 約31分 |
3合 | 4枚と1/2枚 | 約34分 |
4合 | 5枚 | 約36分 |
5合 | 5枚と1/2枚 | 約40分 |
気温や水温が低い冬場には、1/4枚の追加 を推奨しています。
炊飯時のコツ
- 牛乳パックを細かく折ることで、燃焼がスムーズに進む。
- 燃料は適切な間隔で投入し、火力を一定に保つことが重要。
- 炊き込みご飯の場合は、通常の1/2個~1個を追加 することで安定した炊飯が可能。
魔法のかまどごはんは固形燃料・薪・炭で使えるの?
魔法のかまどごはんを牛乳パックや新聞紙以外の燃料を試したい方もいらっしゃると思います。
公式サイトや購入者のレビューを確認しましたが、固形燃料・薪・炭を使っているという情報はありませんでした。
新聞紙と牛乳パックが推奨されているので、正しく安全に使いましょう。
各燃料の特徴をまとめました。
燃料の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
固形燃料 | 固形のアルコール燃料で、安定した火力を維持。 | – 着火が簡単で初心者向け。 – 煙が少なく室内でも使用しやすい。 – 持ち運びが便利。 | – 火力調整が難しい。 – 燃焼時間が短く、追加が必要。 – コストがやや高め。 |
薪 | 木材を燃料として使用し、じっくりと燃える。 | – 火力が強く、長時間の炊飯に向く。 – アウトドア感を楽しめる。 – 燃料コストが安い。 | – 火加減の調整が難しい。 – 煙が多く、屋内使用不可。 – 事前準備(カット・乾燥)が必要。 |
炭 | 木炭を燃料とし、安定した持続的な火力を提供。 | – 燃焼時間が長く、安定した炊飯が可能。 – 遠赤外線効果で美味しく炊ける。 – 保存がしやすい。 | – 着火に時間がかかる。 – 初心者には扱いが難しい。 – 煙やニオイが強め。 |
以上のことから、
燃焼効率の問題:固形燃料は新聞紙と異なり、燃焼特性が異なるため、十分な炊飯ができない可能性がある。
設計上の適正燃料:新聞紙や牛乳パックに合わせた燃焼構造となっており、異なる燃料を使用すると火力や燃焼時間の調整が難しくなる。
安全面の懸念:炭や薪は火力が強すぎるため、製品の劣化や火災の危険性がある。
という問題が考えられます。
魔法のかまどごはんは室内で使える?
魔法のかまどごはんは、新聞紙を燃料として使用し、電気やガスが不要な便利な炊飯器ですが、室内での使用は推奨されていません。
室内での使用について公式情報をチェック
タイガー魔法瓶の公式サイトによると、魔法のかまどごはんは 「屋外専用」 の製品です。
以下のような環境では使用を控えるように明確に記載されています。
- 室内(屋内全般):煙や一酸化炭素が発生するため危険。
- テント内:火気の危険があり、十分な換気ができない。
- 車内:閉鎖空間での使用は、窒息や火災のリスクがある。
室内で使用すると、換気不十分による健康リスク や 火災の危険性 があるため、安全のためにも 必ず屋外で使用 しましょう。
屋外での使用に最適なシチュエーション
魔法のかまどごはんは、以下のような屋外環境で活用できます。
- キャンプ:手軽に炊きたてのご飯を楽しめる。
- 災害時の炊飯:停電時でも炊飯可能な防災アイテムとして役立つ。
- バーベキューやピクニック:アウトドアシーンで便利に使える。
特に災害時には、ライフラインが断たれた状況でも新聞紙や牛乳パックがあれば炊飯できるため、非常時の備えとして重宝します。
魔法のかまどごはんのメリットとデメリット

魔法のかまどごはんは、新聞紙を燃料にして手軽にご飯が炊けるユニークな炊飯器ですが、実際に使ってみるとどんな点が良く、どんな点が不便なのか気になるところです。
ここでは、メリットとデメリットを詳しく解説していきます。
魔法のかまどごはんの最大のメリット
魔法のかまどごはんの最大のメリットは、電気やガスが不要 で、新聞紙や牛乳パックなどを燃料として簡単にご飯が炊ける点です。
特に以下のようなシーンで重宝します。
また、炊飯の仕上がりも良く、かまど炊き特有のふっくらとしたご飯が楽しめる点も大きな魅力です。
お米の甘みや旨味を最大限に引き出してくれるので、「家の炊飯器よりも美味しい!」という口コミも多く見られます。
使い勝手の良さと手入れの簡単さ
魔法のかまどごはんは、手順がシンプルで初心者でも使いやすい設計になっています。
- 使い方は、「燃料を入れる → 着火 → 燃料を追加 → 蒸らし」の4ステップのみ。
- コンパクトで軽量なため、持ち運びがしやすい。
- 使用後は、鍋についたススを湿らせたスポンジで軽く拭くだけでOK。
- 燃えカスも少なく、片付けが簡単なのも嬉しいポイント。
特に後片付けが楽で、洗剤を使わなくても汚れが落ちるため、エコな調理器具としても人気があります。
デメリットとして挙げられるポイント
一方で、いくつかのデメリットもあります。
他の炊飯方法との比較
魔法のかまどごはんと他の炊飯方法を比較すると、それぞれに異なる特長があります。
炊飯方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
魔法のかまどごはん | 環境に優しく、電源不要 | 火加減の調整が必要 |
電気炊飯器 | 簡単で安定した炊き上がり | 停電時に使用不可 |
カセットコンロ+鍋 | 屋内でも使用可能 | 火力調整が難しい |
このように、魔法のかまどごはんはアウトドアや非常時向けの特長が強い製品ですが、普段使いには向かない面もありますね。
長期間の使用でわかる耐久性
魔法のかまどごはんは、陶器製のかまど部分と金属製の鍋で構成されており、適切にメンテナンスすれば長く使用できます。
- 耐久性の高い素材を採用し、屋外での使用にも強い設計。
- 使用後の手入れを怠ると、焦げやススがこびりつきやすい。
- 長期間使用するためには、使用後の乾燥と正しい保管が重要。
アウトドアでの使用が多い場合は、持ち運び時の衝撃にも注意したいところですね。
魔法のかまどごはんをより便利に使うためのコツ
魔法のかまどごはんを最大限に活用するためには、いくつかの工夫やポイントを押さえることが大切です。
燃料の準備や火加減の調整など、スムーズに炊飯するためのコツを紹介します。
効率的な燃料の準備方法
魔法のかまどごはんでは、新聞紙や牛乳パックなどの燃料を使用しますが、事前に準備しておくことでスムーズに炊飯 できます。
②裂いた新聞紙を手に取り、対角線で半分に折る
③折り面を下にした状態でくしゃっとつぶす
④❸の状態から半分に折りたたんで軽くひねり、約15cmにする

②縦半分に折る
③横半分に折る
④着火しやすいように❷の折り部を奥にして投入する

燃料はあらかじめ準備しておくことで、調理時に慌てることなく、スムーズに使用できますよ。
上手に炊飯するための火加減のコツ
魔法のかまどごはんで美味しいご飯を炊くためには、火加減の調整がカギ となります。
- 炊飯の火加減の目安は「はじめチョロチョロ、なかパッパ」を意識する。
- 最初の10分は弱火を維持し、燃料を1分半間隔で投入。
- 沸騰し始めたら燃料の投入間隔を1分に短縮し、強火で一気に炊き上げる。
- 最後の1枚はゆっくり燃やし、蒸らし時間をしっかり確保。
炊きすぎを防ぐために、最後の燃料の投入後は火を止めて10分程度蒸らす のがコツです。
忙しい時でも時短で使えるテクニック
忙しい時やキャンプ中に手早く炊飯したい場合は、以下の方法を試してみましょう。
- 水にしっかり浸しておく(夏場30分、冬場40分以上)
→ 浸水を十分に行うことで、炊飯時間が短縮される。
- 事前にカット済みの燃料を用意する
→ 炊飯中にすぐ追加でき、手間が減る。
特にアウトドアでは、事前準備を徹底することで時間の節約になります。
燃料の保管方法と注意点
新聞紙や牛乳パックは湿気を吸収しやすいため、保管方法に注意 が必要です。
- 新聞紙の保管方法
乾燥した場所に保管し、ビニール袋に入れて湿気を防ぐ。
- 牛乳パックの保管方法
しっかり乾燥させた後、密閉容器に保管。
カビや劣化を防ぐため、定期的にチェック。
安全に使うためにも、燃料の保管には細心の注意を払いましょう!
まとめ
魔法のかまどごはんは、新聞紙以外にも燃料として使えるものはあるのかまとめました。
新聞紙以外に使えるものは、牛乳パックや内側がアルミコーティングされていないジュースの紙パックがありました。
アウトドアで燃料としてよく使われている、薪や炭、固形燃料などは公式サイトでは推奨されておらず、購入者のレビューでも情報がなかったので、新聞紙か牛乳パックで対応してください。
魔法のかまどごはんは、電気やガスがなくても炊飯できる革新的なアイテムです。
防災グッズとしてはもちろん、アウトドアやキャンプシーンでも大活躍しそうですね