カルピスゼリーを作ろうと思ったのに、ゼラチンを入れても固まらないとお困りではありませんか?
簡単に自宅で作れるゼリーはお子さんのおやつにも最適ですが、固まらなかったときはかなりがっかりしてしまいますよね。
そこで今回は、カルピスゼリー作るときにゼラチンが固まらない理由を調べました。
失敗しない作り方や対処方法もまとめましたので、またカルピスゼリーを作るときの参考にしてみてくださいね。
カルピスがゼラチンで固まらない理由
ゼラチンが固まらない原因はいくつか考えらるので、ひとつずつその理由を説明します。
1.ゼラチンが溶けきっていない
顆粒のゼラチンは水で戻ず必要はありませんが、板ゼラチンと粉ゼラチンは、しっかりと適量の水でふやかして溶かす必要があります。
板ゼラチンの場合は、お湯で戻すと溶けすぎてしまうため、冷水を使って戻します。
板ゼラチンが十分に浸るくらいの冷水でふやかして、ふやけきったらしっかり水気を切って使います。
粉ゼラチンをはお湯で戻すとダマになってしまうため、常温の水か冷水を使ってふやかします。
粉ゼラチンに水を入れると、うまくふやけないことがあるので、水を入れた容器に粉ゼラチンをふり入れましょう。
一般的に粉ゼラチンの3~5倍の水で10~20分ほどふやかします。
商品によってふやかし方が変わってくることがあるので、箱や袋に記載されている方法に従ってください。
その後しっかりとカルピスと混ぜ合わせることが大切です。
10℃~15℃くらいから固まり始めるので、氷水で冷やしながらカルピスが少し重たくなるまで混ぜるとうまく固まりますよ。
2.ゼラチンを沸騰させてしまった
カルピスを作るときだけでなく、ゼラチンは沸騰させると凝固する力が落ちてしまうので、鍋で温めるときは沸騰させないように気をつけましょう。
レンジで温める場合も機種によって時間が変わることがあるので、80℃くらいを目安にお手持ちのレンジの特性をつかんでおきましょう。
3.ゼラチンの量が足りていない
カルピスゼリーを作るレシピは検索すると多く出てきます。
その中でゼラチンを溶かす際に、別の容器で溶かす方法を紹介していることがあります。
しっかり溶かして、カルピスにすべて入れることができればいいのですが、ゼラチンが別で作った容器に残ることが多々あります。
そのため用意したゼラチンの量に間違いはないのに、混ぜたときに足りなくなって固まらないことも考えられます。
4.ゼラチンが固まりにくい素材を使っている
ゼラチンは動物性のたんぱく質からできているため、少しでもたんぱく質分解酵素が混ざると、ゼラチンが分解されてしまい固まりにくくなります。
また柑橘系の果物や梅の果汁など、酸味の強いものも固まる力を弱めてしまうことがあります。
純粋なカルピスの場合はこれには該当しませんが、フルーツを使っているカルピスの場合は、ゼラチンの量を調整する必要があります。
カルピスゼリー失敗しない作り方
▸▸材料▸▸
・カルピス原液(5倍希釈)100㎖
・水(牛乳) 200㎖
もしくは
・カルピスウォーター 300㎖
☆粉ゼラチン 5g
☆水 50㎖
①耐熱計量カップもしくは耐熱容器に☆水(50㎖)を入れ、そこにゼラチン(5g)を数回に分けて入れよく混ぜる。(ダマを防ぐことができます。)
②水に入れたゼラチンを、500Wのレンジで20~30秒あたためて溶かす。
(ゼラチンの種類によっては80℃くらいのお湯で溶かすことがあります。)
③温めよく溶かしたゼラチンに、カルピス原液と水もしくはカルピスジュースを300㎖加え、さらによく混ぜる。
(ゼラチンの種類によってはカルピスを40度ほどに温めておく必要があります。)
④粗熱を取り、3時間以上冷やす。
固まっていないときはもう少し冷やしてみましょう!
ゼラチンが固まらなかったときの対処法
①長めに冷やしてみる
ゼラチンを沸騰させてしまった場合、固まる力が弱まっていることがありますが、もう固まらないというわけではないので、もう少し長めに冷やしてみましょう。
6時間から10時間ほど冷やしても固まらず変化がなければ、それ以上固まる可能性は低くなります。
②もう一度温めてゼラチンを入れてみる
レンジや鍋で温めることもできますが、ゼラチンは60℃ほどで溶けるので手間はかかりますが、湯煎しながら温めると沸騰させることなくゼラチンを溶かすことができます。
再加熱するときも沸騰させないように気をつけましょう!
しっかり溶かしてから器に液体を入れ、もう一度冷やすと固まります。
再加熱したときのデメリット
最初に入れたゼラチンが固まらず、再度ゼラチンを入れたときは全体の濃度が高くなるので、ゼラチン特有のにおいが出たり、風味が変わってくることがあります。
素材の味にまぎれることもありますが、ゼラチン感が強く出ることがあるので、ゼラチン特有のにおいが気になる方はご注意ください。
ゼラチンの種類
ゼラチンには板ゼラチンと粉ゼラチン、顆粒ゼラチンがあります。
板ゼラチンは少ない量で固まり、透明度が高く滑らかな食感になりやすいと言われていますが、板状なので途中で追加するのは難しくなります。
粉ゼラチンや顆粒ゼラチンは使う量を調整しやすく、途中で使いすることもできます。
粉ゼラチンや顆粒ゼラチンは、板ゼラチンに比べて色が付きやすいですが、ぜりーにするものが色が付いていれば仕上がりが気になることはありません。
まとめ
カルピスがゼラチンで固まらない理由や失敗しない作り方、また対処法をご紹介しました!
ゼラチンが固まらない主な理由は、
①ゼラチンが解けきっていない
②ゼラチンを沸騰させている
③ゼラチンの量が足りていない
でした。
ゼラチンをしっかり溶かして、量や温度に気をつけながら作ってみてください。
なれると簡単にできるので、暑い時期のデザートにカルピスぜりーをぜひ作ってみてくださいね。