うっかりポケットにお札を入れたまま洗濯をしてしまったなんてことありませんか?
お札って洗濯すると縮むんですね。
今回は縮んだお札は使えるのかや元のサイズに戻すことはできるのか、また銀行で交換するときの条件などをご紹介します。
濡れてくしゃくしゃになったお札や畳まれたまま固まっているお札を見たときの、やってしまった感は否めませんよね。
お札は大きなお金になるので、お金としての価値がなくなってしまうのではないかとか、使えなかったらどうしようと不安になります。
お札が縮んでしまったときはどうしたらいいのか伸ばし方はあるのか、また銀行で交換するときの条件などをご紹介していきます。
お札を洗濯してしまってもご安心ください、この記事を読めばきっと不安は解消できますよ。
洗濯して縮んだお札は使えるの?
数ミリ程度縮んだお札であれば使うことは可能です。
ただし、くしゃくしゃになったお札は機会に通すと故障する可能性があるので、自動レジやATM・自販機で使用するのはやめてください。
また縮んだお札がきれいな状態でも、数ミリ小さいだけで機械に認識してもらえないことがあります。
面倒だからからといって、一か八かで機械に通すのはやめましょう。
人に迷惑がかかるような行動は避けたいですね。
使うのであれば、手渡しでお会計ができるお店ですが、偽札ではないけど使うのが後ろめたかったり、何か言われないかなとどきどきしながら使うのであれば、手間ではありますが銀行で交換してもらいましょう。
端の方が少し破れているお札であれば、お店で使うことができるかもしれませんが、大きく破れているお札やテープで張り合わせてあるものは、受け取りしてもらえないことがあります。
縮んだお札や破れたお札を銀行で交換する方法
破損などしたお札は、一定の基準を満たしていれば、銀行や信用金庫などの金融機関で交換してもらうことができます。
郵便局やゆうちょ銀行など、破損したお札が交換できないところもあるので、銀行に行く前に事前に電話で確認することをおすすめします。
破損したお札を交換してもらえる条件
破損したお札を交換してもらう条件は、表面・裏面の両面があることです。
数ミリ縮んだお札であれば、くしゃくしゃの状態でも交換してもらえます。
そしてお札が残っている面積によって、交換してもらえる金額が変わってきます。
・お札の残りの面積が3分の2以上あるとき
お札として確認できる面積が3分の2以上あれば、全額として引き換えてもらうことができます。
10,000円 → 10,000円 5,000円 → 5,000千円 1,000円 → 1,000円
・お札の残りの面積が5分の2以上、3分の2未満のとき
お札として確認できる面積が5分の2以上、3分の2未満のときに交換してもらえる金額は半額となります。
10,000円 → 5,000円 5,000円 → 2,500千円 1,000円 → 500円
・お札の残りの面積が5分の2未満のとき
お札として確認できる面積が5分の2未満のときは、お金としての価値がなくなるので、残念ながら交換してもらうことはできません。
破れているときはできるだけ元に戻す
破れてしまって元の金額の価値がなくなるのは悲しすぎますよね。
お札は紙ですが特別な和紙でできていて意外と強く、洗濯をしても原型をとどめていることが多いと思いますので、濡れているときはまず乾かしましょう。
濡れている状態にもよりますが、ある程度水分を取ってからそっと広げてみてください。
数枚であればすぐに乾きますが、何枚も重なっているときは無理してはがさず、乾かしてそのまま銀行へ持っていくことをおすすめします。
お札には数秒程度であれば熱を加えても大丈夫ですが、ホログラムの部分は避けてください。
熱を与えるのが心配な時はできる限りタオルなどで水分を取り、風通しのいい場所で自然乾燥させましょう。
破れたり燃えてしまったときも、可能な限りお札の原型を崩さないように銀行に持ち込んでください。
燃えた場合もお札と確認できれば、残っている面積に含んでもらえる可能性があります。
銀行での交換の流れ
交換ができる場所は日本銀行の本支店と交換対応している都市銀行や地方銀行があります。
- 日本銀行で交換する(受付時間 9時から15時)
①事前にお札を交換したい旨を連絡する
②引き換え窓口にて「引換依頼書」を書く
③破損したお札と引換依頼書を窓口に提出する
④身分証明書とお札が破損した経緯を伝える
⑤引き換え基準に基づいて金額が決められる
⑥窓口にて交換して現金を受け取る
本人確認が必要になる場合があるので、運転免許証やマイナンバーカードなど身分が証明できるものを持っていきましょう。
- 都市銀行や地方銀行などで交換する
都市銀行や地方銀行で交換をお願いするときは、事前に交換対応しているのかを確認してから銀行に行きましょう。
預金口座がある金融機関でないと交換してもらえないこともあります。
金融機関によって対応時間や交換方法が違うので、窓口やホームページで確認してみてください。
こちらも身分証明書の持参をお忘れなく!
交換に手数料はかかるのか
通常、数枚程度の交換であれば手数料がかかることはありません。
ただし、交換する枚数が多い場合は別途費用が発生することがあり、連絡せずに行くとその日に対応してもらえない可能性があるので、事前に金融機関に確認をとることをおすすめします。
洗濯して縮んだお札の伸ばし方は?
お札は濡れてから乾くときに縮んでいきます。
お札のシワを伸ばすことはできますが、縮んだお札を元のサイズに戻すことは難しいようです。
お札のシワを伸ばすときには、大根の絞り汁をお札に浸して低温(100℃)でアイロンをかけるとシワを伸ばすことができます。
またヘアアイロンを低温(100℃)でかけてもシワを伸ばすことができますよ。
お札は100℃くらいの熱を数秒かける程度であれば大丈夫ですが、それ以上の熱を加えると焦げるおそれがあるので慎重に行ってください。
五千円札と一万円札の場合は、偽造防止のホログラムを避けてアイロンをかけるようにしてください。
やはり、はっきりわかるくらい縮んでしまったお札は、銀行で交換してもらうのが無難ですね。
今回のまとめ
洗濯して縮んだお札は使えるのか、銀行で交換する方法や伸ばし方があるのかをご紹介しました。
洗濯して縮んでしまったお札は、数ミリで程度であれば、お金を手渡しするお店で使うことは可能です。
しかし明らかにサイズが小さかったり、くしゃくしゃになっているときは機械での使用は避けてくだください。
そして縮んだお札を使うことに気か引けるときは、少し手間はかかりますが、銀行へ行って交換してもらいましょう。
うっかりお札を洗濯してしまっても、お札が原型をとどめていればその金額で交換してもらえます。
わざとではなくても、洗濯などして縮んでしまったときは、そのまま流通させることなくしっかり自分で処理しましょう!